「働けど働けど猶わが生活(暮らし)楽にならざりぢっと手を見る」と言ったのは天才歌人の石川啄木ですが、じっと手を見つめたところで生活が良くなるわけもありません。行動しなければ!!
そして、労働時間を増やせば、ちょっとは収入は増えるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません!
なぜなら、ビジネスの本質を理解していないから。
ビジネスには大きく2種類あります。それがフロー(Flow)型ビジネスとストック(Stock)型ビジネス。
詳しくは後ほど話していきますが、成功しているビジネスのほとんどはストック型ビジネスを取り入れています。
また、私が見てきたお金持ちの方は、総じてストック(資産)型の思考を持っています。
勝手にお金が入ってくる仕組みをもっているので、時間にゆとりのある生活を送ることができるわけです。
色々と思う所があるかと思いますが、ご自身のビジネスにどうやって取り入れることが出来るか?考えながら読み進めてもらえればと思います。
フロー型ビジネスとストック型ビジネスとは?
フロー型ビジネス | 常に新規の取引で成り立っているビジネス |
ストック型ビジネス | 連続・継続的に収益を得る仕組みがあり、時間とともに収入が積みあがるタイプのビジネス |
ザックリと解説をすると上の表のようになりますが、イマイチわかりづらいと思いますので、具体的な例を挙げていきます。
一般的にほどんどのビジネスがフロー型のビジネス…文字通りFlow(流れ)ていくビジネスです。
具体的な例を挙げると
- パン屋さんやレストランなどの飲食業
- アパレルなどの小売業
- 一回ポッキリの報酬のアフィリエイト
- 会社員
- 不動産販売
もうね、挙げていくとキリがないですが、時間型労働にとらわれているのであればフロー型ビジネスと言えます。
また、一般的な会社員の方も自分の時間を切り売りしているので、フロー型のビジネスですが、ストックオプションなどで自社株の配当があるならストック型です。
ぶっちゃけて言えば、役員報酬や自社株の配当がないのであれば、会社員は時間の切り売り…アルバイトと同じです。
では、ストック型のビジネスの具体例はどういうものがあるかというと
- 水道・鉄道などのインフラ業
- 携帯電話
- スポーツジム
- プリンターのインク
- ヒゲソリの替え刃
- 月額制などのツールやシステム
- フランチャイズ展開している胴元
- 家賃収入のある不動産オーナー
- 本や音楽などの権利収入
- 消耗品系のネットワークビジネス
- 株式投資
色々な考え方があるかと思いますが、私の場合は基本的に1回のセールスで何度も収入が入ってくる仕組みを持つビジネスをストック型ビジネスと考えています。
スポーツジムとかはサブスクリプション(サブスク)型の定額課金制のビジネスなので、厳密に言うと違うっていう人もいます。
ですが経済学者じゃないので、そういう細かいことはどーでも良いですよね?大事なことはいかに利益を上げるか?そんな視点で話しています。
フロー型のビジネスが、売上を上げるために毎回毎回と集客・販売をしなければならないのに対して、ストック型は1度セールスをすれば継続的に収入が入ってくる仕組みを持っています。
そのため収入が安定しやすく、フロー型とは異なり、セールスにかける力をサービス(商品)に注力することができるため、お客様の利便性も上がります。
「なんだよ、それならストック型のビジネスに全部移行すればいいじゃん!」
ってなるかと思いますが、ビジネスモデルとしてストック型に移行することが難しかったり、ストック型の見えないデメリットなどもありますので、そのあたりのことについて解説していきます。
フロー(flow)型ビジネスのメリットとデメリット
まず、フロー型のビジネスの最大のメリットとしては、高額商品を販売すると大きく稼ぐことが出来ます。
例えば不動産売買。1件販売するだけでも個人でやられているならば大きな収益になります。
コンサル業の方とかであれば、30万円、60万円、100万円と高額商品を販売することで、月収1000万円、2000万円とガツンと大きく稼ぐことが出来るのが最大のメリットと言えます。
一方でデメリットとしては、毎月毎月セールスをしなければならないので、売上が安定しづらいです。
新規集客からセールスまでの流れが出来ていなければ、翌月の売上はゼロ円になります。
また、単価の安い商品を販売している飲食店のような場合、お客様がリピートしてくれることが大前提でのビジネスモデルになりますので、薄利多売のビジネスとなり、抜け出すためにはフランチャイズ化や多店舗展開というのが必須となってきます。
ストック(stock)型ビジネスのメリットとデメリット
ストック型ビジネスのメリットとは、すでにお話をしたように、1度の契約・販売で毎月収入を得ることが出来るため、経営が安定しやすい面があります。
また、作家のような著作権型のビジネスの場合は、商品が販売され売れ続けてくれれば、何度も何度も収入を得ることが出来ます。その間の労働時間はゼロなので、新しい商品を売りだし収益を積み重ねていくことが出来き、時間に束縛されない自由なライフスタイルを送ることが出来ます。
しかし、ストック型のビジネスモデルにもデメリットはあります。
その最大のデメリットが収益化までに時間がかかるという事です。
例えば水道や電気などのインフラ系の場合、水道や電気を使えるようにするための環境整備に非常にお金と時間がかかりますが、1軒のお客様の売上は1万円とか2万円程度。
収益化までに非常に時間がかかることがわかるかと思います。
最短でストック型ビジネスを持つには?
もし、すでにあなたが何かしらのビジネスを持っているのであれば、現在のビジネスに情報発信を組み合わせたビジネスをプラスすることをお勧めします。
これが最も手っ取り早いストック型ビジネスだと考えています。いわゆるリストマーケティング・DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)です。
簡単に言うと公式LINEやメルマガを始めるということです。
厳密に言うとストック型ビジネスとは言えないかもしれないですが、顧客リスト・見込み客リストをストックすることで、1回のお客様を10回のお客様にすることもできます。
売上も5倍~10倍にはなるかなと。
最近はやりのサブスクリプション(月額課金制)ビジネスを取り入れるというのもアリですが、ある程度の集客力と継続維持率(60%以上)が無ければ、成功することは難しいです。
(継続率の高め方などの方法もあるので、まとまり次第、私のLINEなどで通知します。)
あと、お勧めなのが、オンラインコンテンツ講座を作るという事。
自社商品んでは難しいと考えている方もいらっしゃるかと思いますが、まずは「どうすれば〇〇できるか?」といった思考をもって取り組むと良いかと思います。
まとめ
以前、飲食業をやっていた時に思っていたのが、「この仕事…いつまで続けるんだよ。」といった不満です。
調理をして販売、調理をして販売、調理をして販売…全く持ってフロー型ビジネス。
自分で選んだビジネスなのでしょうがないですが、こんなのでは将来性はないなと考え見切りをつけ、右も左もわからないまま私の場合はWEBビジネスへと進みました。
主にブログ、YouTube、DRM(リストマーケティング)、自社商品販売ですね。
まだ販売商品がなく、ストック型ビジネスをやりたいと考えているのであれば、まずは簡単なストック型ビジネスのブログから始めると良いかと思います。
ブログをすることで、WEB集客・セールス・文章力が付いてきますし、アフィリエイトなどで大きく収益を上げることも可能です。
そこからオリジナルコンテンツなどの販売に着手すると、安定したストック型ビジネスを構築しやすいかと思います。
参考になれば幸いです。
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