暗号通貨(仮想通貨)での商品購入であったり、ビジネスでのやり取りってなかなか厳しい部分があります。
その一番の原因が価格の乱高下。
BTC(ビットコイン)とかは2020年3月には60万円台だったのが、8月には120万円台…こんなに乱高下する通貨だと、ビジネスでは全くもって使えないですよね。
ただ、そんな暗号通貨のなかでガンガン利用者が増えているのがテザー:Tether(USDT)。
テザーは米ドルを基準に価値が決まっているので、ほぼ米ドル決済と同じような感覚で使えます。
実際に利用してみるとわかりますが、手数料も低いし、フリーランス系の仕事などが多くなってくれば、P2P(ピア・ツー・ピア)・個人間での送入金の際に役立ってくるだろうなと。
周りの人間の中には、暗号通貨のやり取りがわからないといった人もかなりいますが、今後、そういう人たちは自然淘汰されていくのでは?と思っています。
言ってしまえば銀行の入出金の仕方がわからないと言っているのと同じ。
日本円でのやり取りしか出来ないのは可能性を狭めているのと同じです。
テザー(USDT)を扱っている日本の取引所
では、テザーを手っ取り早く扱うためにはどうすればいいかというと、取り扱っている取引所に登録すれば良いだけ。
ただ、ここで問題なのが、日本でテザーを取り扱っている取引所がゼロだということ。
国内の取引所ではどこも扱ってないんですよね。
理由は色々とあるかと思いますが、一番の原因はテザーの信用があまりないというのが原因かなと。※後述します。
ですので、テザー(USDT)を扱うためには海外の取引所に登録をする必要があります。
テザーを現金化(日本円)する流れとしてはこんな感じです。
海外取引所にてUSDT(テザー)をBTC(ビットコイン)などに交換→国内の取引所にBTCで送金→国内の取引所でBTCを日本円に交換→日本の銀行に送金
現在テザーを取り扱っている海外取引所は…
と有名どころの最大手取引所で扱っていますが…日本語対応していないので英語が苦手なかたには正直キツイです。
テザーの流通量が新興国を上回った!
つい先日ですが、テザーの1日の取引量がタイやインドネシアを上回ったそうです。
国内ではほとんど使われていないのもかかわらず、海外ではガンガン使われているわけです。
テザーに信用が無い理由
とわいえ、テザーが国内で取り扱われていない一番の原因は信用問題にあるようです。
一般的な暗号通貨とは異なり、Tether Limited社による中央集権体制で管理されているため、Tether Limited社が不正や破たんすると一気に無価値になる危険性があります。
2018年には価値保有のために保有しておかなければならないドルを暗号資産売買に回していた疑いがあるとして、米国商品先物取引委員会(CFTC)から招集も受けています。
こんな状態なのもあって国内の取引所では扱っていないのかなと。
ただ、利用者としてはドルと連動して価値が安定しやすい暗号通貨なので、ポジションをとっておくウマ味が無いので(米ドルで持っておけばいいので)、信用があろうがなかろうが、ぶっちゃけどうでも良かったりします。
要は使いやすいかどうかだけ。
まとめ
これからのビジネスはより国際化が増えてくるはずですし、P2P決済がますます増えてくるかと思います。
その時に暗号通貨での決済で…とか言われた際に出来ないと仕事が減る可能性もあるわけです。
入出金の仕組みの幅は広げておくにこしたことはありません。
こんな感じで個人間での決済のやり取りが増えていけば、銀行はマジでいらなくなるかもしれないですね。
預けたところでお金も増えない、引き出すのに手数料高すぎ…となってくれば、淘汰されていくのも時間のもんだいかなと。
新しい時代に乗り遅れないようにしましょうね。
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