どーも、斉藤です。
今回はLINE限定コンテンツの3つのSTEPのうちのひとつ【器用な人ほど貧乏になる】というお話をしていきます。
学んだことや感想などは、このページのフッターにアウトプットをしていきましょう!
私のクライアントで起業1年目で年収1000万円を超えたリアル店舗の社長さんがいるのですが…
※WEBビジネスをされている方はWEBで置き換えてください。本質は同じです。
稼ぎ始めるとさらに売上を増やしたくなりますよね?というか、売上を増やすことこそビジネスです。
その社長さんもビジネスを拡大していきました。
やり方としては、自分の店舗に関連ジャンルのサービスをドンドン増やしていったわけです。
ビジネスはシンプルさが大切
ここでポイントなのが、オペレーションを構築して同業種を他の地域に広げてくのであれば問題ないのですが、関連ジャンルのサービスを増やしていくと店舗のビジネスが複雑化していきます。
従業員を増やしてもオペレーションが難しくなりコストが増えます。利益が増えても収益や時間が減ります。
つまり効率が悪くなるわけです!
そして、一番の難題がサービスの打ち出し方(魅せ方)が複雑になってしまい、結果的に集客が減ってしまい衰退していきます。
ちょっとわかりづらいと思うので、ラーメン屋さんで解説をしていきます。
あなたが一杯600円の豚骨ラーメン屋『豚丸ラーメン』を開業したとします。
おかげさまで人気店となり、店舗を増やそうかどうしようか考えているところで、ビジネス本で学んだクロスセルという仕組みを覚え取り入れていきます。
※クロスセルとは関連商品を販売することです。
ラーメン屋さんのクロスセルというと…
- 替え玉100円
- 餃子400円
- 唐揚げ500円
- チャーハン600円
こんな感じで導入していき、客単価が1000円になりました。
大成功です!
サービス複雑化は自滅につながる可能性も…
問題はここから。
近くに有名な味噌ラーメン屋さんが出来て、少し客足が減ってしまいました。
しかし、器用な店長はライバル店に負けないような美味しい味噌ラーメンを作りお店で提供します。
お客様の評判もなかなかよく、客足も戻ってきました。
ところが、今度は近隣に有名な塩ラーメン屋さんが出来て、また客足が減ってしまいました。
そして、器用な店長はライバル店に負けないような美味しい塩ラーメンを作りお店で提供します。
お客様の評判もいいのですが、客足がイマイチ戻ってきません。
そうこうしているうちに、今度は近隣に餃子の王将が出来てしまいました。
あせった店長は負けてはいられないと、ゴハンものにも力を入れ始めます。
美味しい商品があれば、お客様はついてくると信じているからです。
そんなこんなで、気づけば豚骨ラーメン豚丸のメニューには
- 豚骨ラーメン
- 味噌ラーメン
- 塩ラーメン
- 醤油ラーメン
- 餃子
- 唐揚げ
- チャーハン
- 海鮮丼
- カレーライス
- おにぎり
- ハンバーグ
- 酢豚
- エビチリ
などなど、とんでもないメニュー数になってしまいました。
オペレーションは複雑になり、仕込みにかかる時間も増え、従業員教育も難しくなり、商品のクオリティーも下がっていき、メニューが分散するので食材ロスも増えていき、結果的に利益も激減してしまいました。
かなりの労力をかけているにも関わらず、売上はドンドンと減っていき、あえなく閉店することになってしまいました。
理由はもうおわかりですよね?
サービスを増やしてしまったことが原因です。
誰も豚骨ラーメン屋さんで海鮮丼やカレーライスは食べたくありません。
また、資本力のある飲食店と同じ戦略をとったら負けます。
そうした展開は資本力が出来てからやるべき戦略です。
まとめ:弱者は一転集中戦略で強者を倒す!
資本力のない弱者がとるべき戦略は一点集中!
ビジネスの専門家として、この場合であれば豚骨ラーメンでお客様に認知してもらうことです。
それ以外はもう捨てる。
もちろん、コンテンツビジネスのような在庫のいらないビジネスの場合、食材ロスなどがないので多サービス化は出来ますが、まずは一つに絞って収益化を徹底させ、他のブランドとして展開するほうがいいです。
なぜなら、消費者は専門家から商品を購入したいからです。
大手ではマネの出来ない、専門家だからこそできる細かいサービスで消費者の心をつかみましょう!
PS.ちなみに私のクライアントの場合は、お客様の集客間口を一つに絞り、そこから他サービス化を展開することで利益を拡大させることに成功しています。どういう風にしたかはSTEP3でお話をしていきます。
今回のお話はランチェスター戦略というものをもとにしています。
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
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