「お仕事は何ですか?」と聞かれて「アフィリエイトをやっています。」と答えても、ほとんどの方が理解してくれません。
そんなことが続くので最近は「WEB広告業をやっています。」とか「WEB関係の仕事をしています。」などと話しています。
しかも上場企業で働いているシステムエンジニアの友人に話しても、「アフィリエイト?」といった始末…。
PC関連の仕事をしている方ならわかるのでは?と思っていたのですが、アフィリエイトの認知度はかなり低いようです。
そこで、このページでは「アフィリエイト」とはいったい何なのかということについて図解を入れて解説をしていきます。
ちなみにWikipediaでは「アフィリエイト」とは「成功報酬型広告」と記述があります。
言ってしまば「広告業の事」ですが、「紹介業」だと考えたほうが良いです。詳しくは後ほどお話します。
また、WEBだけで収益を上げることができるので、あらゆるジャンルのサイドビジネスとしてもオススメです。
アフィリエイトとは何か?仕組みを図解で解説
商品を販売するときに必ず必要になってくるのが宣伝です。
どれだけ素晴らしい商品を作ったとしても、宣伝をしなければユーザーは商品の事を知らないので購入することすらできません。
ですので、一般的な商品化価格には宣伝広告費が含まれています。
例えば1箱1,000円のダイエットサプリの場合、商品原価が300円、小売店原価が300円、宣伝広告費が300円、残りの100円が販売利益となっています。
仲介マージンを省くことで利益率の高いビジネスができます。
宣伝広告にはテレビCMなどがありますが、15秒のCM放送料で100万円以上かかります。
しかも、実際に商品を売るためのCMではなく商品のブランディングのためのCMが多かったりします。
※最近はテレビ業界が不景気の為、直接商品販売をするCMも増えてきています。やずやとかサントリーのサプリとか…。
ただし、こうしたテレビCMを打つことができるのは、予算の多い一部の大企業にしかできません。
中小企業や小規模の企業には、15秒100万円という売れるのかどうかわからない広告費をかけることができないわけです。
そこで登場するのが「アフィリエイト:成功報酬型広告」になります。
「成功報酬型広告」とは、ブログやYouTube、Twitter、メールマガジン、Line@などのメディアなどで、商品を紹介して購入してくれた場合などに報酬を支払うシステムです。
企業からすれば、売れた分だけ広告費を支払えば良いので、予算が組みやすく、無駄なお金を消費しないで済むので非常にありがたい広告といえます。
そのときにメディア運営者と広告出稿企業との間をとりもっているのがASP(Affiliate Service Provider)という広告代理店になります。
また、ほとんどのASPは登録無料なのでご安心ください。
ASPの登録は無料ですが、メディア審査のあるASPもあるので、もしアフィリエイトをするのであれば、まずはメディアの作成をしていきましょう。
初心者の方にオススメのメディアはブログアフィリエイトです。
詳しくは後述します。
アフィリエイト広告は大きく2種類
ココまで説明をしたアフィリエイトの手法は『物販アフィリエイト』という仕組みになります。
企業の商品をASPを通して自分のメディアで紹介し、ユーザーがそのメディアから購入してくれると報酬になる流れですね。
これ以外にもうひとつアフィリエイトの手法があります。
それがGoogle Adsense(アドセンス)を代表とするクリック型の広告になります。
(他にもnend、i-mobileといくつかありますが、クリック単価が安いのでオススメしていません。)
クリック型の広告の場合、自分のメディアでユーザーが広告をクリックすると報酬が発生する仕組みになります。
また、Google Adsenseが画期的なのは、広告を選定する必要が無いということです。
Googleがユーザーに合わせた広告を表示してくれるので、メディア運営者はコンテンツを作るだけですみます。
ただし、Google Adsenseの登録には審査が必要で、アダルトなモノや暴力的なコンテンツの場合は審査が通りません。
またTwitterやLine@では使えず、ブログやホームページにだけ使うことができます。
YouTubeの場合はYouTube Adsenseになります。
Google Adsenseでいくら稼ぐことができるのか?
Google Adsense広告を1回クリックされると30円前後になります。
だいたい1%がクリックしてくれるので…
100人に1人がクリックしてくれれば30円。
1000人で10人がクリックしてくれれば300円。
10,000人で100人がクリックしてくれれば3,000円となります。
ですので、多くのアフィリエイターはアドセンスと物販を組み合わせて収益を上げているけど、中にはアドセンスだけで月収100万、200万といった人たちもいます。
アフィリエイトのメリットとデメリット
アフィリエイトはやる気さえあれば今すぐに始めることができる参入障壁の低いビジネスです。
ただし、参入障壁が低いからこそ覚えておくべきメリットとデメリットがありますので、頭に入れておきましょう。
アフィリエイトのメリットとは?
まず、アフィリエイトのメリットとして、商品を在庫する必要もなければ、仕入れる必要もないので主婦やサラリーマンの副業として簡単に始めることができます。
また、地球上のどこにいても、インターネットの環境させ整っていれば稼ぐことができるので、時と場所を選ばずに稼げるのも魅力です。
アフィリエイトのデメリットとは?
成果型報酬なので商品を購入してくれなかった場合や広告をクリックしてくれなかった場合は報酬がゼロ円になります。
またメディアを運営する必要があるため、メディアが育つまでに時間がかかるので即金で稼ぐことが難しいです。
そして、ASPを仲介するため、成果が出てから報酬確定(入金)までの間に1ヶ月、2か月かかることもあります。
アフィリエイトでいくら稼ぐことができるのか?
「アフィリエイトでどのくらい稼ぐことができるんですか?」という質問をよくもらいます。
しかし、アフィリエイトって本当に千差万別なので、全く稼げていない人もいれば、月に1億といった強者もいます。
よく言われているのが95%の人は1万円も稼ぐことができずに撤退しているそうです。
アフィリエイト=簡単に稼げる と思った方が、とりあえずやってみて全く稼げずに撤退しているといった感じですね。
アフィリエイトは立派なビジネスなので、しっかりと継続さえすれば、ソコソコ稼げるようになります。
目安としては半年で月収10万円ぐらい稼げるようになることを目指すと良いかと思います。
アクセスが集まるようになると、一般のビジネスよりも楽に稼げると感じるはずです。
アフィリエイトで稼ぐ安全な方法
初心者にオススメのアフィリエイトの手法はブログです。
Twitter、YouTube、Instagram、Facebook、メールマガジン、Line@…などなどイロイロとメディアがありますが、どれも運営会社のさじ加減でアカウント削除などされて収益がゼロ円になる可能性があります。
そのため、しっかりとストック(資産)になるようにするには、ブログがオススメです。
しかも、無料ブログではなくレンタルサーバーを借りたWordPressがオススメです。
他のメディアでアフィリエイトをする場合も、一度ブログに誘導してからの方が安全です。
ブログアフィリエイトで準備するモノは?
他のビジネスよりも参入障壁の低いアフィリエイトですが、ブログアフィリエイトの場合はいくつか準備するモノがあります。
アフィリエイトで本気で稼ぐ気があるのであれば、無料ブログサービスを使うのではなく、レンタルサーバーを借りてブログを運営しましょう。
ある程度稼げるブログができれば、運営が面倒になったらブログごと販売することもできます。
不動産のような価値を持つわけです。
・パソコン
・レンタルサーバー
・ドメイン(URL)
・インターネットの環境
・アフィリエイトの知識
スマホでもブログを作ることはできますが、非常に効率が悪いのでオススメしません。
そのため効率よく稼ぐためにはパソコンは必須です。
ハイスペックなパソコンは必要ないので、未来の自分への投資として買いそろえておきましょう。
アフィリエイトで稼ぎやすい商品と稼ぎにくい商品
アフィリエイトをやるとわかりますが、稼ぎやすい商品と稼ぎにくい商品があります。
しっかりと稼いでいきたいのであれば、稼ぎやすい商品=売れやすい商品を扱うことが大切です。
まず、売れやすい商品というのは…
- 購入障壁が低い商品(安価・登録無料など)
- 販売ページ・LP(ランディングページ)がしっかり作りこまれている
- 需要のある商品
順番に説明をしていきます。
1.購入障壁が低い商品(安価・登録無料など)
私たちが商品を購入するとき、高い商品よりも安い商品の方が購入しやすいのはわかるかと思います。
しかも、それが無料だったら…。
ユーザーが購入する・登録することが非常に簡単になります。
ASPにあるアフィリエイト案件ではこうした安価な商品や登録無料で報酬が入る商品がありますので、初心者の方はまずはこのあたりの商品を狙うと良いです。
一方で安価・登録無料だけど報酬単価が高い商品の場合は、プロのアフィリエイターが狙ってくるので、ライバルが強い傾向になります。
初心者ではなかなか太刀打ちできないので注意してください。
経験を積んでから挑むと良いと思います。
2.販売ページ・LP(ランディングページ)がしっかり作りこまれている
商品を紹介するときにASPからアフィリエイトリンクが発行されます。
そして、そのアフィリエイトリンクをユーザーがクリックして飛んだ先が商品を販売するページになるわけです。
この販売ページの事をLP(ランディングページ)と言うのですが、このLPが良くできている商品ほど売れやすくなります。
良い商品はLPを何度も何度も修正をしているため、購入率が高くなります。
究極的な話をすると、アフィリエイトでする仕事は見込み客をLPに誘導することです。
商品を購入させるのはLPの仕事になります。
稼げないアフィリエイターの方が良くやってしまっているのは、商品を購入させようと売り込んでしまうことです。
アフィリエイターは売り込む必要はありません。
ただただ、LPに見込み客を誘導するだけです。
3.需要のある商品
どれだけ高額報酬の商品だとしても、ユーザーに需要が無い場合は商品は売れません。
その場合は需要を作り出すということが必要になるのですが、初心者の方では非常に難しいです。
そして、稼いでいるアフィリエイターは売れる商品を扱っています。
売れない商品は時間がもったいないので扱わないわけです。
ですので、アフィリエイトで稼ぐためにはASPの案件をしっかりとリサーチすることが大切になるわけです。
まとめ
ココまでお読み頂きありがとうございました!
アフィリエイトがどういうものなのか大まかな概要をおわかりいただけたかと思います。
また、アフィリエイトが販売業ではなく紹介業だということもおわかりいただけたかと思います。
バシッとスーツで決めた堅苦しい感じのセールスマンになるよりも、仲の良い友達のようなメディアの方が商品は売れます。
友人や家族に相談しづらいことを、WEB上の友達に聞く。
そこで教えてもらった商品を購入してもらうことで物販アフィリエイトは稼げます。
ただし、こうしたやり方はある程度のテクニックや慣れが必要になってきます。
初心者がやる場合は、まずはGoogle Adsenseで稼ぐ方法を始めることをオススメします。
アドセンスで稼ぎながらスキルを磨いていく。
この流れがアフィリエイターとして稼ぎやすい流れです。
コメント