先日、前の会社で働いていたときの部下から連絡があり、人生相談を受けました。
相談内容は今の会社を辞めて転職するかどうするか迷っているとのこと。
前の会社はいわゆるブラック企業。
社会情勢もあってだいぶ緩くなったようですが、それでもパワハラ・モラハラは横行中とのこと。
ただ、こんなコロナショックの中で働かしてくれる(給料をくれる)というのは、ハッキリ言ってありがたいですよね。
結論としては、全力で転職をするのを止めました。ただし条件つきで。
転職なり、独立なりと会社を辞める前にやることがあるだろうと。
【大失敗】転職は30代前半まで…
正直なところ、転職するかしないかについてはどっちでも良いのですが、それが逃げの転職ならばやめた方が良いと思ってます。
何かしらスキルが身に付くなどがあるのであれば、一考の余地はあるかなと。
参考までに元部下のスペック
- 30代後半の家族子持ち
- 勤続年数10年以上の役職持ち
- 要領も人柄も良いので仕事は出来る方
- マイホームの住宅ローンあり
- 最近、副業とかに興味を持ち始めた
30代後半からの異業種への転職はキツイですよね。
dodaによると転職成功年齢は32歳ぐらいまでのようですし。
ですので、35歳を超えて給料などに不満があって転職をするのであれば、おおむね失敗すると考えたほうが良いです。
給料は減るだろうし、使えなければクビだって余裕で切られるだろうし、新しいことも覚えるために時間も余計に奪われます。
それならば、いっそのこと独立をした方が良いですよと。ただし、それには自分で稼ぐ力をつけなければなりません。
なぜなら独立・起業もまた1年以内に60%が失敗に終わるから。
そのため準備期間として、今の会社勤めをしながら副業などをして、自分で稼ぐ力を身に付けるべきだと考えています。
まずは自分で稼ぐ力を身に付けよう
手っ取り早く稼ぐ力をつけたいのであれば、間違いなくブログです。
YouTubeもいいですが、頭の中の思考を言語化することが出来なければ、おそらく失敗するので、まずはブログ運営することをオススメします。
ブログを運営することであなたが手に入れることが出来るものは…
- 文章力
- 集客力
- セールス力
しかも、これらのスキルを付けていきながら、お金を稼ぐことが出来ます。
稼いだお金は会社にピンハネされることが無いので、稼いだら稼いだ分だけ自分の収入になります。(税金はしっかり納めましょうね。)
ただし、収益化までに時間がかかるので、継続できる人は少ないです。
会社員の奴隷としてお金で餌付けされている人からすれば、努力しているのにお金にならない…これが非常にキツイわけです。
この成長曲線は必ず頭に入れておきましょう。
本当はブログから始めることをオススメしますが、もし、あなたに何かしらのスキルがあるのであれば、クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどでスキルを活かした副業を探すのも手です。
これらのプラットフォームで稼いだ話をブログなどで載せていけば、ブログの内容などに困ることもないですし、長期目線で見ていけば自分のスキルの集客にもつながります。
BtoB、BtoCで直接やり取りが出来るようになるので、ピンハネされない利益を手にすることが出来ます。
とにかく会社に依存せず、自分の力で月に10万円ぐらいは稼げるようになっておくことをオススメします。
フリーランスの道も開けてきますよね。
会社員でしか出来ないこと3つ
そして、ここからは会社員でしか出来ないことについて話していきます。
あまり金融系の仕事をしていなければ、よくわからないかもしれないですが、この国は身分制度です。
差別でもなんでもなく区別。
この人は勤続年数3年以上だから〇〇円貸せる。
この人は年収〇〇円だから〇〇円融資出来る。
金融屋は会社員としての信用を担保にお金を融資してくれます。
逆に転職したて、独立したての人には信用がないのでお金が融資されづらい(安く見積もられる)結果となります。
ですので、以下3点をやっていないのであれば、会社を退職する前にやっておくべきです。
1 クレジットカードを作る
会社を退職すると、クレジットカードの審査が通りづらくなります。
独立後1~2年はクレジットカードを作れないと考えたほうが良いです。
独立したては収入がゼロ(売上があっても税金を納めていない状態)なので、審査が通らない可能性が高いです。
会社を退職することで、毎月の固定給がなくなるわけなので、いざというときクレジットカードはライフラインになる可能性もあります。
最悪、リボ払いなどで支払いを遅らせることもできるので、会社を辞める前に必ず作っておいた方が良いです。
2 カードローンに申し込みをする
独立・転職をすると収入が不安定になる可能性があるので、クレジットカードだけでなくカードローンの申し込みもしておいた方が良いです。
「お金を借りろ!」ってことではないですよ、万が一のための保険にいつでもATMから引き出せるカードローンの申し込みをしておきましょうという事です。
3年以上、会社員として勤めていれば、十中八九カードローンの審査は通るかと思いますので、カードが届いたら大切な場所に必ず保管をしておきましょう。
3 不動産を購入する
これは意見が分かれるところかと思いますが、独立・転職をすると不動産を購入できません。
できたとしても頭金にかなりの金額をツッコムことになるので、お得じゃないんですね。
会社員が不動産を購入できるメリットは、フルローンを組むことができるということ。
頭金ゼロやほとんど出さずに、信用を担保に数千万円の買い物ができます。だいたい年収の8倍まで買える。
私の場合は会社員時代に2つ買ってました。
なぜなら独立をしたら、しばらくは買えなくなるとわかっていたから。
オリンピック以降、コロナショックと様々な要因が絡んできていますが、ほとんどの資産家の方は不動産を持っていたりします。
賃貸に回して家賃収入を得るのもいいですし、自分の住むところ様に持っておくのも良いかと思います。
おまけ 元部下が700万円手に入れた方法
また、独立・転職をする前に、セクハラ・パワハラ・モラハラなど受けているのであれば、それらの情報をまとめておくことも大切です。
私が勤めていた会社はブラックだったので、タイムカードのコピーとかしっかりとっておきました。
残業代の申請などすれば出る場合も多いです。
会社側もブラックだということをわかっていてやっているので、痛いところを突かれないようにお金で解決をします。
泣き寝入りをするのではなく、しっかりと情報を調べて事前準備をしておくことが必要です。
私の場合はもらっていた給与も多かったので申請をしなかったですが、自分の元部下とかは残業代申請などで会社から700万円程もらってました。
700万円もあれば、弁護士にいくらか渡しても2年ぐらいは何もしないで過ごせるはず。
結局、情報を知っているか知らないかが決め手。言い方は悪いですが、知らないバカは損をする世界です。
まとめ
今回の記事のまとめになります。
- 30代後半からの転職は難しい
- 自分で稼ぐ力をつけておく
- 会社を辞める前に出来ることをする
独立・起業をするにしろ、転職をするにしろ、会社員のうちに出来ることは済ませておきましょう。
SNSを見ていると起業だ!独立だ!とあおるような文面を良く見ますが、固定給をもらえる会社員というのは国である程度守られています。
ですので、むやみに独立・転職をするのではなく、会社員の内から副業などで稼いでおくことがオススメです。
また、稼ぎ始めるとわかりますが、税金関係の仕組みもほとんど理解していないかと思います。
このタイミングで税金関連の知識を備えておくと良いですね。
コメント