いつもありがとうございます。さいとうです。
今回の記事では、スモールビジネスの集客に欠かせないホームページの作り方についてお話していきます。
もう今の時代、ただホームページを作っただけでは意味がありません。
「ホームページを作れば集客できる」
「商品が自然に売れる」
——そんな時代はとっくに終わりました。
ただ見た目がきれいなホームページ、名刺代わりのホームページは、正直言って機能しなくなっています。
よくホームページ制作会社にお願いすると、30万円とか50万円、時にはそれ以上の費用がかかることもあります。ですが、その高額なホームページを作ったからといって、売上につながるとは限らないんです。
なぜなら、制作会社の多くは「ホームページを作るプロ」ではあっても、「ビジネスの仕組みを設計するプロ」ではないからです。
さらに、業種によっては
- リストマーケティングの仕組みが必要なビジネス
- 逆にそこまで必要ではないビジネス
という違いもあります。
だからこそ、「ただ作る」ではなく、あなたのビジネスに合ったホームページの役割・仕組みを知ることが大切です。
この記事では、
集客・売上につながるホームページやランディングページの作り方、リスト獲得導線の作り方、実際の成功事例までを詳しく解説していきます。
あなたのビジネスを支える資産としてのホームページの作り方を、ぜひ学んでください。
スモールビジネスに必要なホームページの役割とは?
ホームページを作る前に、まず絶対にやっておくべきことがあります。
それは、「あなたのお客様を深く理解すること」です。
ホームページというのは、見た目がきれいなら良いというものではありません。
集客や予約、購入につながるホームページを作りたいなら、
お客様=見込み客が何を求めているのか、どんな悩みを持っているのか
これをきちんと掘り起こす必要があります。
そして、さらに大切なのが、お客様がどんな経緯で商品やサービスを購入し、予約を申し込むのかという流れをイメージすることです。
お客様の気持ちや行動を理解しないままホームページを作っても、どれだけデザインが良くても、「成果が出ないサイト」になってしまいます。
まずは、あなたの見込み客のことをとことん考える。
これが、集客できるホームページのスタートラインです。
ホームページに必要な三大要素とは?
では、実際に集客や売上につながるホームページには何が必要なのか?
それは、次の三大要素です。
✅ 信頼
✅ 導線(動線設計)
✅ 検索流入(SEO対策)
まず、どんなビジネスでも信頼は絶対に必要です。
見込み客は、「この人(この会社)、大丈夫かな?」という不安を無意識に持っています。
それを払拭する情報や見せ方が欠かせません。
次に導線。
「見に来た人が、どこに進めば良いのか分かる」「申し込みや問い合わせが簡単にできる」
そんな流れがしっかり設計されていることが大切です。
そして、検索流入(SEO対策)です。
特に高単価の商品や、悩みの深いサービスであれば、見込み客は情報を探し、比較し、じっくり検討します。
このとき、検索に引っかかるホームページでなければ、そもそも候補にすら上がりません。
たとえば美容系であれば、ホームページはブランディングの役割が強くなります。
逆に高額商品や専門性が求められる分野では、SEOを意識した記事の発信や、専門性を示すコンテンツが必要になります。
あなたのビジネスに合わせて、この三大要素をどうホームページに組み込むかを考えること。それが、集客型ホームページの土台です。
ただし、AIの登場によってSEOが激変しています。特にこれからの時代を見据えてやらなければならないのがLLMO(Large Language Model Optimisation)、簡単に言うとAIに選ばれるサイト作りが重要です。
集客できるホームページの構造とは?
では、実際にどんなホームページの構造が、集客や売上につながるのか。
今の時代、これがとても重要です。
まず、大前提として覚えておいていただきたいのは、スマホがメインの時代には縦型の構造がベストということです。
スマホで見たときに読みやすく、流れがスムーズであることが、成果の出るホームページの第一条件です。
その上で、最も大事なパートが、ヒーローセクションです。
ホームページを開いた瞬間、
「このページは何のページなのか」
「誰に、どんな価値を届けるのか」
「どんな信頼や権威性があるのか」
これらがパッと分かるデザイン・文章・構成にする必要があります。
ヒーローセクションは、言わばホームページの第一印象を決める場所です。
あなたの強み、ブランディング、実績、安心感、権威性…。
これらをしっかりと見せる流れを作りましょう。
この部分が弱いと、せっかく見に来てくれた人が離脱してしまい、「誰のためのサイトか分からない」ホームページになってしまいます。
CTA配置とリスト獲得の導線設計
ホームページで成果を出すために、もうひとつ大切な視点があります。
それは、「そもそもこのサイトは何のために作るのか?」という目的を明確にすることです。
デザインや文章にこだわるのも大事ですが、そのサイトが「何をゴールにしているのか」がぼやけてしまっては、集客や売上につながりません。
このゴール設定を考えるときに出てくるのが、専門用語で言うところのCall to Action(CTA)=行動喚起です。
つまり、
- お問い合わせをしてもらいたいのか
- 無料相談に申し込んでもらいたいのか
- LINEやメルマガに登録してもらいたいのか
目的によってホームページの導線や構造は変わります。
だからこそ、ホームページを作るときは「このページの目的は何か?」を明確にし、そのゴールに向けた導線設計を意識することが重要です。
これができているだけで、成果は大きく変わります。
お客様の声・事例・FAQの重要性
最後に、ホームページにぜひ入れておきたい要素があります。
それが、「お客様の声」「事例紹介」「よくある質問(FAQ)」です。
これらは、あなたの専門性や実績を「客観的に証明する力」を持っています。
お客様のリアルな声や成功事例があることで、「この人なら信頼できそうだな」「私も相談してみようかな」と感じてもらいやすくなります。
また、FAQを用意することで、見込み客の不安や疑問を事前に解消でき、お問い合わせや申し込みへの心理的ハードルをぐっと下げることができます。
特にスモールビジネスの場合、あなたの権威性や専門性を、いかに客観的に見せるかが成約率に直結します。
だからこそ、こうした情報をしっかりとホームページに盛り込んでおきましょう。
ランディングページ(LP)の基本構造と作り方
さて、次にお話しするのは「ランディングページ(LP)」についてです。
このLPという言葉、なんとなく聞いたことがある人も多いかもしれませんが、ホームページとの違いがあいまいな方も多いはず。
簡単に言えば、LPとは「何かしらの行動を促す」ページのことです。
例えば、
- LINE登録してもらう
- メールアドレスを入力してもらう
- 商品を購入してもらう
など、読者に特定のアクションを起こしてもらうことを目的としています。
スモールビジネスにおいては、実はこのLPこそが超重要です。
「ホームページを見て終わり」ではなく、興味を持った読者を、次のステップに進める”設計が必要なんですね。
だからこそ、ホームページをただ置いておくのではなく、LP型ホームページ(=LPの構造を含んだHP)にしていくのがベストな選択になります。

LPの王道構造:売れる3ステップ
実際のLPは、基本的にこの3ステップで構成されます。
- 問題提起:「こんなお悩みありませんか?」
- 解決策提示:「それ、こうすれば解決しますよ」
- オファー:「もっと手軽に解決したいなら、うちのサービスがあります」
この流れ、実は今ではAI(ChatGPTなど)で爆速で作成可能です。
とはいえ、軸になるストーリーや構造は上記の3ステップが鉄板です。
LPでリストを取るなら「魅力的な特典」を用意する
LPの目的が「見込み客リストの獲得」であれば、
やっぱり読者が“欲しい”と思う特典が必要になります。
具体例としては:
- ダウンロードできるPDF資料
- 割引クーポン
- 限定の動画講座
- チェックリストや無料診断ツール など
これらを入口(リードマグネット)として配置することで、
読者は自然とLINE登録やメールアドレス登録をしてくれるようになります。
また、もし広告を使ってリストを集める場合は、
「悩み→解決→特典プレゼント」の流れをしっかり整えるのがコツです。

LP型HPの成功事例
実際に、LP型ホームページを導入して大きく成果が出た事例をご紹介します。
クライアントは、あるパーソナルジムのオーナーさん。
ジムに通う方の多くは「痩せたい」「健康的になりたい」といった悩みを持っていますよね。
でも実は、その先にある「理想の自分」や「叶えたい未来」こそが本当のゴールなんです。
そこをしっかり見据えた構成で、LPを設計しました。
重要なのは、LPの中で“読んだだけで悩みが軽くなるような内容”を入れること。
たとえば、
- 「なぜ多くの人がダイエットに失敗するのか」
- 「続かない理由とその解決法」
- 「実際に痩せた人のリアルな変化」
こうした教育型の構成にすることで、読者はこう思うんです。
「あ、ここならちゃんと寄り添ってくれそう」
「試しに一度、行ってみようかな」
ただし、「行ってみようかな」と思っても、スケジュールが合わなかったり、今は別のジムに通っていたりと、今すぐ来店につながらないケースも多いのが現実です。
そこで大事なのが、「今じゃない人」のリストを取っておくこと。
LP内でLINE登録やメール登録を促し、そこから無料体験セッションや限定特典をオファーする流れを作りました。
結果として、今では「予約が取れないパーソナルジム」になっています。
LP一枚から、ここまで売上と信頼を伸ばすことができるんです。
よくある失敗事例:綺麗なHP…売れません
LP型のホームページをクライアントに提案する際、私が必ずやるのがライバル会社のサイトチェック(ウォッチ)です。
特にパーソナルジムや小規模サロンなど、同業他社のホームページをじっくりリサーチしてみると、
あることに気づくんです。
それは――
「ほとんどの人が制作会社に丸投げしている」ということ。
確かに、デザインはすごく綺麗。
写真も映えるし、動きもあるし、見た目だけなら満点に近い。
でも、こう思うんです。
「で、結局このページで何をすればいいの?」
お客さん目線では、行動の指針が見えないホームページばかり。
トップページを少し眺めて、「ふーん、こういうジムか」と思って…そのままタブを閉じて、別のサイトに移動してしまう。
これ、すごくもったいないんですよね。
今の時代は情報過多です。
一度閉じられたページは、もう二度と開かれない可能性の方が高い。
だからこそ、ページを開いた瞬間に「行動のきっかけ」を作ってあげるLP型ホームページが必須なんです。
たとえば、
- 無料体験へのお申し込み
- LINE登録特典の提示
- お悩み解決ガイドのプレゼント
こうした明確な導線(Call to Action)を仕掛けておくことで、たとえ今すぐ予約につながらなくても、見込み客との接点を確保することができます。
何件か調査を重ねて感じたのは、「売れるホームページ」と「見た目だけいいホームページ」は、まったく別物だということ。
制作会社が悪いというわけではなく、多くのWeb制作業者は“ホームページを作るプロ”であって、“売上を作るマーケター”ではないんです。
だからこそ、自分のビジネスに合った「売れる型」を理解しておくことがとても大切なんですよね。
まとめ|“見た目だけ”で終わらない、売れるホームページを
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
少し長くなりましたが、きっとあなたのホームページやLPの見直しに役立つヒントがあったかと思います。
今の時代、ホームページは「名刺代わり」では終わりません。
むしろ、あなたのビジネスを支える「営業マン」であり、「受付窓口」であり、
ときには「教育係」でもある、非常に大切な資産です。
そして、その資産の価値を最大化するには、“お客様のことを深く理解した上で”設計することが不可欠です。
見た目やデザインも大切ですが、「誰に向けて」「どんな導線で」「何を伝えるか」がなければ、どんなにおしゃれなホームページでも、売上にはつながりません。
実際、ビジネスのことをあまり理解していない制作会社に任せて、「綺麗だけど売れないHP」ができあがってしまうケースも少なくありません。
私のメルマガでは、“お客さま理解から始めるホームページ設計”のヒントや成功事例を発信しています。
「見込み客の心に刺さるLPを作りたい」
「継続的にリストを取れる導線を知りたい」
そんな方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
あなたのビジネスに合った“売れる仕組み”、一緒に作っていきましょう。
コメント